介護保険の活用>意外と知られていない介護保険施設の種類

介護保険施設の種類は３つあります。
介護保険施設と呼ばれるのは介護老人福祉施設、介護老人保健施設
介護療養型老人保険施設です。
介護老人福祉施設は特別養護老人ホームのことですがこれが意外と
知られていません。

両者は同じ施設のことを指していて介護老人福祉施設は
介護保険法上での呼び名、特別養護老人ホームは老人福祉法での
呼び名です。
私も介護事務の仕事に就いていなければ知らなかっただろうから
人のことは言えませんが毎年新入職員のオリエンテーションで
介護保険制度の仕組みについて講義する時には必ず質問しています。
特養と介護老人福祉施設は何が違うかわかりますか？と。
福祉系の大学を卒業していても知っている新人さんはほとんどいません。
それほどに両者が同じだということは知られていないと
いうことなのでしょう。
そして介護老人保健施設は老健、介護療養型老人保健施設は
療養型施設などと呼ばれています。

この3つが介護保険施設ですが、最近はグループホームや
小規模多機能型施設、地域密着型介護老人福祉施設など生活の場
としての施設が増えてきているので知らない人にはどう違うのか
わかりにくいでしょう。
専門職についていても介護保険施設と呼ばれるのは上記の３つだ
ということくらいしかはっきりとはわかっていないのですから。